戸松有葉の ショートショート1001作を目指す旅

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Twitter(ツイッター)140文字小説

1049 妹と背水の陣(140文字小説)

小五の妹が冬休みの宿題終わらず追い込まれていた。成績的にも宿題未提出ということがあれば三学期は絶望的だろう。「お兄ちゃん、私は背水の陣で臨むよ」「そうか」 妹は格好付けて言い放っているのだが、大変おかしい。「じゃあなんで宿題やってないんだ」…

1045 妹と流れ星(140文字小説)

小五の妹が流れ星に願い事をしたいと言うので、俺も付き合わされた。「流れ星なんて全然見れない!」「粘ればいけるんじゃねーの」 適当に言い、我慢強く待つと、ようやく流れ星が。 妹は熱心に願っているようだ。「で、何願ったんだ」「中々見れないからね…

1042 妹と教科書(140文字小説)

小五の妹の宿題を見ているのだが、 「それは教科書に載ってるぞ」 妹はすぐ投げ出した。 「世の中の成功者はこんなの読んで育ってないよ!」 何を言うか。 「スポーツ選手も漫画家も、教科書で育っただろ。義務教育だからな」 「じゃあ成功しなくていい」 「…

965 最強の剣(140文字小説)

剣は消耗品だ。すぐ補充が必要になる。そこで技術班は、絶対に折れず刃こぼれもしない剣を開発して、支給した。そのような頑丈な剣は、攻撃力という面でも優秀だ。 扱う兵士らは戦場で活躍し……たが、 「そんな性質持たせられるなら防具にしてくれれば無敵だ…

異性なんて星の数ほど(140文字小説)

友人が失恋した。面倒だが慰めるために言う。「女なんて星の数ほどいるんだから」「星は多くても、全部遠いだろ! 彼女は俺の太陽だったんだ!」 酒をあおる友人。面倒ではあったが、ここは友のためだ、本腰を入れて悟らせてやろう。 肩を強く掴むように叩き…

妹と糸電話(140文字小説)

小五の妹が自宅で糸電話を作っていた。紙コップとタコ糸のシンプルなもの。 しかし友達は来ていないようだが……、まさか俺が相手させられるのか? 恥ずかしいわ、無理言うな。「あ、お兄ちゃん、ちょうどよかった。これ糸電話なんだけど、片方、アメリカまで…