戸松有葉の ショートショート1001作を目指す旅

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973 血の止め方は(140文字小説)

 事故で運転手の男性が出血をした。無事だった助手席の女性は血を止めようと必死だ。

「確か止血は、心臓に近いところを縛って」

 だが止まらない。ここは冷静になるべきだ。そもそも何故患部より心臓に近いところを処置しようとするのか。

「そうか、元を断てば!」

 血を送り出す心臓を――。

 

(了)

 

 

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