戸松有葉の ショートショート1001作を目指す旅

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974 あずき棒は砕けない(140文字小説)

(この暑さだ。いくら俺が疑われても、肝心の凶器が不明で、もう消えて発見もされないのだから、白を切り通してみせる)

 犯人の腹の内を他所に、鑑識は淡々と告げていた。

「被害者の後頭部から、被害者の血と混ざったあずきが見付かりました。あずき棒の硬さは凶器になりますし間違いないですね」

 

(了)